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2020.1.31家事育児サポート

シルバー人材センターの家事代行を導入するまでと導入後の変化

子育てをしていて、「子どもの面倒を見ていると家事が全然進まない・・・」と思ったことはありませんか?
私の場合は、想像以上に娘から目が離せなかったり疲れたりで家事が進まず、このままだと仕事復帰後は家の中が回らなくなるのでは・・・と不安でいっぱいでした。
そんな時に両立チーム育児ラボで「使ってよかった!」と聞いてわが家に導入したのが、シルバー人材センターの家事代行サービス。
家事のアウトソーシングに抵抗のある夫がいるわが家で、導入するまでの過程と、導入後の変化をお伝えします。

 

導入に向けてのハードルの数々

家事代行サービスの存在は知っているけれど、「料金が高そう」「夫が反対しそう」と思ってなかなか手を出せずにいる方も多いのではないでしょうか?

私もまさにその1人でした。
なぜそのように思ってしまうのかを考えてみると、その根底にあったのは、家事をアウトソーシングすることへの罪悪感でした。
「私ががんばれば済むのだから・・・」という考えがどこかにあったのです。

でも子どもから目が離せなかったり、疲れていたり、頑張る余裕がないのが現実。家事をきちんとしたい気持ちはあるけれど、今までのようにできないストレスから心が悲鳴を上げていました。

 

「チーム育児」が固定概念を崩す

両立チーム育児ラボに参加したことで、家事代行を使ってみたいけれど一歩踏み出せずにいる状況に変化がおきました。

まず、「チームで子育てをする」という、今まで「私が頑張れば済む」と思っていたのと反対の考え方を得ました。
そして、わが家の目標を「家族も自分も大切にして、みんなが笑顔で過ごせる毎日にする」と決めました。

すると、家事代行も含めた色々な育児を助けてくれる選択肢を、自分も家族も笑顔になるために「積極的に使っていいんだ!」とポジティブに考えられるように変わりました。

 

シルバー人材サービスという新しい選択肢

家事のアウトソーシングに対する罪悪感は払拭できたものの、「料金が高そう」というハードルが残っていました。
これを解消してくれたのがシルバーさんの家事代行です。ラボの先輩ママから聞き、わが家でも導入できるかも!と思いました

実はわが家では、それまでにも一般業者の家事代行をいくつかお試し利用したことがありました。
とても便利なサービスだと思ったものの、わが家で定期利用するには料金が高く感じ、コストパフォーマンスを考えると導入するより自分で頑張って家事をすればいいか・・・と思う結果に至っていました。

一方シルバーさんというのは、全国にある定年退職者などの高年齢者の方が登録しているシルバー人材センターのことで、そこで提供しているサービスの1つに家事代行があります。
地域によるとは思いますが、一般業者の家事代行サービスと比べるとリーズナブルな料金で依頼できます。

先輩ママの体験談では、「シルバーさんに月2回来てもらっているけれど、月額1万円しないのでとても助かっている」とのこと。

その金額なら、自分の育休手当からでも出せると思いました。
決して安い訳ではありませんが、自分が支出できる範囲で依頼できて、家事代行を導入することで余裕が生まれて自分も家族も笑顔になれるなら、試す価値がありそう!と感じたのです。

 

パートナーの同意を得るために

お金の次にハードルとなっていたのは、「夫が反対しそう」ということでした。

夫にもチーム育児の考えを共有し、わが家の目標を決めたことで、夫もアウトソーシングへのハードルは低くなっていました。
ただ、「料金」と「他人を家に入れること」にはまだ抵抗感があったので、それを解決するため話し合いをしました。

料金に関しては、シルバーさんだと一般業者よりもリーズナブルだと伝えた上で、まずは夫の管理する家計に負担が無い形で私が払うから「試してみたい!」と提案しました。
試してみて夫にも利便性を実感してもらってからの方が、導入するのはスムーズだと考えたからです。

他人を家に入れることに関しては、先輩ママにも使っている人がいること、シルバーさんはきちんと面談も受けており信頼できる機関のサービスだということを伝えました。
さらに、まずは私が在宅の時に家事をしてもらい、貴重品は別室に移しておくことも提案しました。

すると、最初は渋々聞いていた夫でしたが、「試してもいいんじゃない」とOKをもらうことができました。

 

導入後の変化

わが家では、掃除1時間、料理1時間の合計1回2時間を、月2回の定期利用で導入し始めました。
合計月4時間の依頼となり、月5000円以内に収まっていてコストパフォーマンスはとても良いと感じています。

導入してまず良かった点は、きちんと掃除をする時間が定期的に持てるということでした。
ワンオペで家にいる時にはなかなかまとまって掃除をする時間が取れていなかったのですが、シルバーさんが来てくださることで切り替えができて、掃除がきちんとできていないというストレスが減りました。
シルバーさんが主体となって掃除をしてくださるので、私はその時間は娘の面倒をみながらできる掃除をする程度で、普段なかなか手が届かないマットの下の拭き掃除や洗濯物たたみなどもしてくださりとても助かっています。
シルバーさんは高年齢の方が多いとはいえ、まだまだ元気な方が多く、主婦歴もベテランなので、わが家に来てくださっているシルバーさんの場合は家事の手際も質もとても良いと感じています。
月に2回ですし、結局あっという間に娘が部屋を散らかしてしまいますが、それでも部屋の中が1回リセットされるということで私の精神的なストレスはかなり減りました。

次に良かった点は、その日の夕食を翌日も食べられるくらい多めの量作ってもらっているので、2日間は料理をしなくてよくなったことです。
普段作らないレパートリーを知れたり、どこか懐かしい家庭的な手料理を食べられることに幸せを感じ、心に安らぎが生まれています。
また、料理を作っていただいている間は、娘としっかり向き合って遊ぶ時間が取れるので、私にとっても娘にとっても笑顔になれる時間が作れています。

さらに、もう1点良かったのは、人生の大先輩でもあるシルバーさんと話ができることです。
娘のことを可愛がってくださったり、子育ての話を聞いてもらったり、同じ地域の方が来てくださるので地元の情報も色々と教えてもらえて、1日のうちで大人とコミュニケーションできる時間があると気分転換にもなります。
わが家に来てくださっているシルバーさんは、「お母さんいつも頑張ってるからゆっくり休むのよ」と毎回労いの言葉をかけてくださり、その言葉にもとても救われています。

私の場合はワンオペで抱えこんでいた状況から、家事代行を依頼して実務的にも精神的にも助けられたので、迷っている方はぜひ「まずは試してみてから検討する」という前向きな気持ちで、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人 永原 沙穂梨

1歳児の母。ママ向け動画メディアで離乳食を担当する他、管理栄養士としてパラレルキャリアで複業中。仕事復帰後に育児と両立できるか不安を感じ、両立チーム育児ラボに参加。ママと家族が笑顔で過ごせる子育てを目指して奮闘中。