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2021.6.18ラボ活動報告

【6月ランチ会レポート①】チームわが家・STANDを作ろう

6月の月間テーマは「チーム育児とは?」です。
第1回目のランチ会は「チームわが家・STANDを作ろう」をテーマにライキャリノベ応援団&スペシャルアドバイザーを務めてくださっている、wonderLife LLP代表/NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の林田香織先生をお迎えして、特別講演をしていただきました!
チーム育児とは?チーム育児のベースとなるSTANDの考え方などをお話頂き、とても刺激を受けました!今回はその様子をレポートします。

登壇者
wonderLife LLP代表/NPO法人ファザーリング・ジャパン理事
林田 香織氏 
米国の教育機関の語学教師のキャリアと日米両方における出産・子育ての経験を生かし、2008年に帰国後、研修講師として独立。企業における両立支援研修、配偶者同伴研修、ライフ&キャリアデザイン研修、管理職研修の他、自治体主催のプレパパママセミナーやシンポジウム等幅広く登壇。複数のNPOの理事として育児期世代を支援。チームわが家公式HP、海外親子スタディツアーの企画・運営も行う。3人の男児の母。

VUCAの時代、家族が「チーム」である意義
超・少子高齢化社会といわれ労働人口が減少し、寿命が伸びて労働する期間が長くなっている現代。そして先行きが不透明で、将来の予測が困難な社会で私たちは働き続けていく必要があります。
そんな時代であるからこそ、個人の働き方だけでなく、家族として主体的にライフ&キャリアのデザインをしていく必要があるのです。

両立に必要な3つの力とは?
育児期にキャリアを継続して両立していくためには、企業とその周囲の人たち(上司や同僚)と本人それぞれの働きが必要というお話がありました。

両立を実現しようとする私たちは「取説力」・「相補力」・「連携力」の3つの力をつけ、会社や周囲の人たちとコミュニケーションを取り、風土醸成に貢献していく必要があります。

●取説力 整理&共有でサポートしやすい人に
まず、自分自身の働き方やキャリアのイメージ、やりたいことや大切にしたいこと、サポートが必要なことなど、自分の価値観や置かれている状況を適切に整理することが必要です。
そしてそれを家族と共有し、すり合わせることによって「わが家のSTAND」ができあがっていきます。
さらに職場とも価値観や自らの希望、置かれている状況を共有することによって、周囲から「サポートしやすい人」になることができます。

●相補力 相互に補い合って持続的な家庭を築く
これまで家庭における役割は「スペシャリスト型」で主に母親が家事を担い、父親が働くという形が多かったのですが、夫・妻どちらも役割交代がいつでも可能な「ジェネラリスト型」家族が増えているというお話がありました。時代にあわせて家族の形がバージョンアップしてきているのです。
育児休業や短時間勤務などの会社の制度を利用する際には、まず働き方の希望を明確にしてから制度活用の仕方を家族で相談し、その後に家事分担を決めていく必要があるのだそうです。
”なんとなく”制度を利用するのではなく、よく話し合い、必要に応じて制度を活用することによって、協業体制を構築していくことができます。
どのような体制をつくっていくのかはそれぞれの家庭によるため、「わが家のSTAND」を明確にすることが重要になります。

●連携力 両立は「チームわが家」で!
育児両立期においては、「ひと」「こと」「もの」様々なサポーターと連携していく力が必要です。
それぞれのサポーターを活用するにはコストがかかりますが、どこにどれだけコストをかけていくのかはそれぞれの家庭次第。家族の中の話し合いによって決めていくことが大切です。

中長期的なライフ&キャリアデザイン

復職を2度経験している私個人しては「もっとはやく聴きたかった!」ことが盛りだくさんな講演でした。
これまで、近視眼的な働き方や両立の考え方に囚われていたことに気づきました。
今月は夫と「わが家のSTAND」をつくるワークに取り組み、中長期的な視点で家族としてどうありたいか議論していきたいと思います。

育児期のキャリアはマイナスイメージもありましたが、育児期は自分のキャリアの幅を広げている最中で、ワークとライフの掛け合わせによって、自分だけのキャリアを築くことができるというお話を聴き、キャリアを諦めなくていいのだと、とても勇気づけられました。メンバーもそれぞれ気づきの多い、充実したランチ会となりました!

第2回目のランチ会では、今回林田先生にご講演いただいた内容を受けて、いよいよメンバーそれぞれが「わが家のSTAND」をつくっていきます。「自分が大事にしたいこと」「家族が大事にしたいこと」を考え、メンバー同士シェアする予定です。

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この記事を書いた人 あゆみん

5、3、0歳 男の子3人の母。
仕事も家事も改善・効率化の種をいつも探している。
ライキャリノベのコンセプトに共感し、3期のインターンとしてラボに参加。
3度目の育休では、自信を持って復職できるよう様々なことに興味を持って、新たな挑戦中!