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2019.3.24ラボ活動報告

【イベントレポート】両立チーム育児ラボ0期中間報告会を開催しました

年明けにオンラインで発足して、2月頭にキックオフをした「両立チーム育児ラボ」は、9人の育休中のママたちが自分たちの価値観や固定概念を超えて、育児に第三者の関わりを持つ「チーム育児」に挑戦する取り組みです。

2月頭のキックオフイベントから1ヶ月と少し経った3月中旬に、9人の両立チーム育児ラボメンバーがそれぞれのチャレンジ内容の進捗を報告する「中間報告会」を実施しました。

▼会場はキックオフと同じく外苑前のビーボ社
働くママのためのWEBメディアQOOLを運営しています。

まずは両立チーム育児ラボのメンバーたちによる、キックオフで宣言したチーム育児チャレンジの実践報告を行いました。

発表してもらったのは下記3点。
①チャレンジ実践中の様子が分かる写真
②実践してみての気持ちの変化
③新たな課題や改善点等

事前にまとめてもらっていたスライドを投影しながら、一人10分弱のプレゼンタイムです。(熱が入りすぎて時間大幅オーバー・・・!)
なんとメンバーの一人が家族でアメリカに旅行中だったのですが、zoomで参加してくれました!!!それくらい全員が気持ちいいくらいこの取り組みにコミットしてくれています。

チャレンジの内容として多かったのは、
・家族内サポーターの育成(夫や上の子たちをチーム育児に巻き込む)
・民間/行政サポートのチーム構築(ベビーシッター・ファミサポなどの導入)
・パートナーとのビジョン共有→役割分担の話し合い

でした。
第三者を巻き込んだチーム育児を確立することが最終目標ではありますが、まずは家族内から、特にパートナーと、家族としてどう在りたいかを共有し、チーム育児の概念について理解・共感してもらうことが先手です。

パートナーと子どもの寝かしつけ後に「ちょい飲み」をしながら復職後の体制について話し合ったメンバーもいれば、ベビーシッターを初めて試して夫婦でデートに出かけたメンバーや、15ページにもおよぶ資料を作成してパートナーへプレゼンをしたメンバーまで!
伝え方、巻き込み方は人それぞれですが、パートナーとの関係性構築のヒントがたくさん得られました。

何より嬉しかったのが、メンバーたち一人ひとりが本当に自分の中の固定概念や今までの価値観を超えて、行動に移していたこと。心の葛藤や迷い、不安もたくさんあったけど「ラボ活動に参加しているから、勇気を出して一歩踏み出してみた!」と話すメンバーが多く、そしてその一歩の先には想像以上に得られるものがあった!と目をキラキラさせるメンバーたちの姿が誇らしくて、本当に本当にこのプロジェクトをスタートできてよかったと心から思いました。
人が壁を乗り越えて、一歩踏み出して、価値観が変わる瞬間を垣間見たような気持ちです。

報告会の中では「やったこと」「できたこと」だけでなく、「行動した上で浮上した新たな課題」をその場で共有し、城さんや林田さん(今回も駆けつけてくださりました!涙)に直接アドバイスを頂くことで濃いインプットが得られる機会になりました。

印象的だったアドバイスはこちら。

家事育児における最終決定者がママの場合(ほぼワンオペの場合)、ママが会社経営者だとしたらパパは「バイトくん」。
バイトくんがいきなり経営に携われるわけないので、多くを求めすぎずに少しずつ昇格させていきましょう。
まずはどんなに小さなことでもいいから、「パパ主担当・最終責任者」の役割を作る。ママが口出し、指示をすることでパパの成長機会を奪わないこと。

パパに任せてみるものの、ついつい口を出したくなってしまうことって多いですよね?あ~そのやり方じゃないのに、もっとこうした方がいいのに・・・でもいちいちつっこんでいたら、パパのモチベーションも下がりますし、「自分でなんとかする」というパパの自立や成長機会を奪ってしまいます。
ここはこらえて、パパのやり方に任せましょう。自分で判断してもらいましょう。ここが手放せると、ぐっと楽になると思いました。

会の後半には、ファミリーキャリアコンサルタントの藤川理絵さんをお迎えして復職後のありたい姿を描くワークショップを行いました。

藤川さんは実は私と同じ区に住んでいるママ友として紹介されてランチをしたところ、両立チーム育児ラボの話で盛り上がり、藤川さんの提案する「家族のキャリア戦略会議」との親和性もあり、その場で「手伝って頂けませんか?!」とアタックしてこの会の参加に至りました。

藤川さんには下記アジェンダで会を進行頂きました。

1. 自己紹介
2. 「人生100年時代」のワーママが意識すべき6つの役割
3. ワークショップ
 ①「どの役割に何時間使う?」復職後のありたい姿を描くワーク
 ②藤川さんの事例紹介
 ③「なぜそう思うのか?」TODOを可視化するワーク
4. 家族のキャリア戦略会議のご紹介
5. 復職までのTODO宣言

育休中のママにとって今一番目下のハードルが「復職」
そして復職前後の「大きな違い」は
①果たすべき「役割」が増えること
②時間的制約が発生すること

です。役割が増えて、時間が圧迫され、ありたい姿が描けなくなることがワーママのモヤモヤの原因かもしれません。

そしてその先「役割」が減ることはありません。
限られた時間の中で、何を手に入れるために、何を手放すのか、をワークを通して明らかにしていきました。

子どもたちも寝る子もいれば、ぐずり始める子もいましたが、ママたちはみんな真剣にワークに取り組みます。

会の最後には、それぞれ一人ずつ
①増やす役割と時間
②減らす役割と時間
③なぜその役割を果たしたいのか?(ありたい姿の背景にある思い)
④復職までにやりたいこと(TODO)

を発表して、行動宣言として終了しました!

最後は林田さんと城さんを囲んで、温かい応援メッセージを頂きました!

復職まで、早い人だとあと1週間。
春の足音とともに復職も近づきつつありますが、育休のラストスパートを満喫しながらもチーム育児チャレンジに最後まで取り組んでいこうと思います!!!

全員で同じ目標に向けた進捗をシェアすることで、たくさんヒントやアドバイスをインプットして、復職そしてチーム育児の本格スタートに向けてモチベーションを上げることができた有意義な時間でした。

私たちのチーム育児チャレンジ、引き続き応援よろしくお願いします!

この記事を書いた人 浜本 晴菜

4歳と1歳の二児の母。会社員として働きながら、パラレルキャリアで複業中。2人目育休中にエスキッチン代表の城と知り合い、両立チーム育児ラボの立ち上げにコミュニティマネージャーとして携わる。チーム育児を実践しながら、自分らしい両立の形を模索中!