2019年10月に1期生がキックオフしてから早4ヶ月、キックオフで宣言した両立チャレンジの進捗報告をするために8人のメンバーが集まり、オンラインでは病児で来れなくなってしまった3人のメンバーが参加してくれました。
会場はラボ発足時からお世話になっているビーボさん。ママ向けの転職サイトQOOLキャリアを運営されています。
今回もラボ応援団でNPO法人ファザーリングジャパン理事の林田香織先生と、パパ料理研究家の滝村雅晴さんが駆けつけてくださりました。
中間発表の内容は昨年同様に下記3点。
①取り組んだことの様子が分かる写真
②実践してみての気持ちの変化
③新たな課題や改善点等
事前にまとめてもらったスライドを投影しながら、1人5分のプレゼンタイムだったのですが案の定大幅に時間オーバー・・・今年のラボメンバーも熱量が高く、みなさんそれぞれのチャレンジにコミットしています。
1期生のチャレンジの内容として多かったのは、「パートナーシップの改善」でした。長時間労働であまり家にいないパートナーとのコミュニケーションの取り方、時間の作り方、対話の生み出し方がとても参考になりました。ですが、パートナーに寄り添いギブしすぎるかわりに自分のストレスをため込んでしまっているメンバーも。応援団の林田先生からは、「色々パートナーにやってほしいと思うことはあると思うけど、まずは何か1つに絞って具体的に伝えるといい」とのアドバイスがありました。「あれもこれもやってくれない!」とヤキモキするのではなく、まずは「トイレ大臣よろしくね!」とタスクを一つまるっと任せてみるのもいいかもしれません。
そして4月に復職を控えているメンバーだからこその「キャリア」に関する発言も多かったです。「今までは自分はゆるキャリだと思っていたけれど、育休中色んな仲間に出会って自分も仕事を通してスキルアップしたいと思うようになった」というママが何人かいました。ゆるキャリ、バリキャリという二極化ばかりが取り上げられますが、子育て中だからこそフレキシブルに、しなやかに自分のキャリアを築く働き方が今は増えてきているように感じます。チーム育児に取り組むと、他人に頼るハードルが下がり、コミュニケーション力、交渉力、調整力、マルチタスクスキルなど色んな力がつきます。それらを仕事にフル動員してこそ、子育てをしながらでも自分らしいキャリアが築かれると私は信じています。
最後は林田先生、滝村さんからも温かいメッセージをたくさん頂きました。
これはラボの一番の特徴でもあるのですが、メンバーは全員行動力が高くとにかく「まずやってみる」という一歩を踏み出すのが早いです。やってみた上で、もっとこうしよう、次はこうしてみようと改善点を見つけてPDCAを回せる、そのサイクルが本当に素晴らしかったです。
林田先生からアドバイスを頂いたのは「頑張りすぎないこと」。メンバー同士が刺激になって「私ももっと頑張らなきゃ」という後押しに働くのはいいことですが、自分は自分のペースを守りながら、人と比べず「わが家」を軸に少しずつ両立の形を作っていくことが大事です。
たくさんアウトプット&インプットができた中間報告会、メンバーは全員スッキリとした良い表情で会場を後にしていきました。
復職まであと2ヶ月弱、残りの期間は復職準備に向けてラボの運営もギアを入れていこうと思います!