2021年4月からスタートしたライフキャリアリノベーションラボ3期も、3月いっぱいで活動が終了となります。
今回は、3期を卒業する3名の方にお話を伺いました。
ラボに入ったきっかけや、ラボを通して感じた変化などをワイワイ語っていただきました!
●プロフィール
Mさん 子どもの年齢:2歳・0歳 男の子2人
育休期間:2019年7月~2022年5月GW明け復職予定
仕事内容:WEBマーケティング会社勤務
Tさん 子どもの年齢:4歳・2歳 女の子2人
育休期間:2017年10月〜2022年10月復職予定
仕事内容:自動車製造会社技術開発エンジニア
Yさん 子どもの年齢:4歳女の子・1歳男の子
育休期間:2020年8月~復職は4月末予定
仕事内容:メーカー広報
―まず、ラボを知ったきっかけを教えてください。
Mさん 第一子から育休を継続して取得していたので、段々と社会と離れている期間が長くなって漠然とした不安を感じていました。そんな中、前職で一緒にお仕事していた先輩で、Facebookなどで充実した育休生活を発信されている方がいて、その方の紹介でラボに入りました。
Tさん 2人目産後うつになったんです。それで自分が助けてもらった経験から、自分も誰かを助けたいと思っていて、「何かないかなー」っていろんなクラウドファンディングの活動をチェックしていました。そこでたまたま城さんの登壇されていたイベントを見かけました。
ライキャリノベの「Doing」ではなく「Being」を大切にしている活動に興味を持ったことがきっかけです。
Yさん 育休インターンをやりたいと思って、いろいろ探していました。
当時、両立チーム育児ラボの名前でこちらのラボのインターンを募集していたんですが、自分自身がメンバーとして参加してみたいなと思ったので入りました。
―ありがとうございます。
ラボに入ろうと決めた理由や、入る前こういうふうになりたいなど望んでいた姿などはありますか?
Tさん 4年も育休取ってるのに、「育休中オムツ替えしかしてませんでした」っていうのは、会社の人にちょっと申し訳ないな〜っていう思いがあって(笑)。育休中これをやりました!って胸を張れるものができたらいいなっていう動機で入りました。
仕事と家庭や育児をどういうバランスでやっていきたいのかという問題意識もあり、自分を見つめなおしたくて入りました。
Yさん 第一子の復職後、仕事を続けていく中で、「これって子どもを預けてまで本当にやりたい仕事なのかな」って思ってしまったんです。ちょうどコロナで会社への不信感を抱いたということもあって。
ラボの「自分軸を探す」という活動方針にとても共感して参加を決めました。
Mさん 復職に対して漠然とした不安を抱いていました。でも漠然としすぎていて、具体的に何をしたらいいかが見えていなかったんです。ラボに参加することで、自分の内面を整理したいと思って参加しました。
―みんな共通して内省や自分自身と向き合うことをテーマにされている印象を受けたのですが、育休だからやりたいと思ったのか、育休前から自己内省を大事にされてきたのか、どちらなんでしょうか?
Tさん 私は本当に仕事突っ走ってきたんですけど、出産・育児が一旦立ち止まる機会になりました。立ち止まったのはいいけど、どうしたらいいんだろうってわからなくなって。一人じゃどうしたらいいかわからなくなった感じでした。
Yさん コロナ禍がきっかけで、会社の良くないところが見えてきて、現職に留まることに不安を感じるようになりました。思い返せばその頃から、自己分析とか内省というキーワードで行動し始めていた気がします。
Mさん あまり意識していませんでしたが、自己内省とか内面の言語化とか、けっこう好きなタイプだったかもしれません。私は転職経験があって、転職のタイミングで自分の内面を整理するということもやってきました。
出産・育児というライフステージにきて、日々やることに追われて、自分と向き合えていなかったとふと気づいたので、改めて見直したいと思ったのはあるかもしれません。
―実際ラボに入ってみて、どんなことを感じましたか?
Yさん いろんな業種や職種の方が集まっていて、多様だという印象を受けました。でも共通しているのは、バイタリティがあふれていて活動的な人が多いなと思いました。
ランチ会とかで話をするだけで刺激をもらえるし、悩みも共通することが多く、ラボのメンバーはとても心強い存在です。
Mさん 今でも初回のランチ会を鮮明に覚えています。久々に自分のバックグラウンドを知らない人と話すことができて、本当に単純にとても楽しかったです!なんだかさわやかな気持ちになったんです。「まだ自分はこういうことできるんだ」!っていう気持ちになりました。
全てオンラインでの活動と聞いて少し不安に思っていたんですけど、オンラインだけでも濃い時間を過ごすことができるんだなって感じました。
Tさん 実は内省とか自己分析とか苦手な意識があったんです。自分のことはだいたいわかっているとも思っていました。
でも入ってみて、ラボでいろんなツールとかワークを通して、「自分ってこんなときに幸せを感じるんだ」とか、「自分ってこう思ってたんだ」と改めて自分を発見することができました。
他のメンバーと対話することで、自分のことがクリアになっていく感覚がありました。
会社でやる自己内省のセミナーとかって「かっこいいこと言わなきゃ」っていう意識があったんだと気づきました。(笑)ラボのメンバーに対しては気取らずに自分を開示できたのが良かったと思います。
―ラボのメンバーには悩みを相談することもあって、本当に私もありがたい存在だなと感じてます。この1年間のラボの活動を通して変わったことはありますか?
Tさん ラボの中だと、同じ悩みを共有できたのが良かったです。SNSだといろんな意見の人がいるし、相談しづらいけど、ラボの仲間は価値観とか感覚が似ている感じがあって、相談しやすかったです。戦友が得られたと思ってます。
Mさん もしラボに入ってなかったら、たぶん一人で鬱々としてたんじゃないかなと思います。自分としては、充実した育休を過ごせたという気持ちがあって、前向きに育休を捉えられるようになりました。
保育園のママ友など、リアルな友人関係も積極的に関係づくりをできるようになったと思います。パートナーに対して何かお願いしたりする時も、ラボで得た第三者視点の知識やノウハウという情報源があるおかげで伝えやすくなったし、自分の気持ちもスムーズに伝えられるようになりました。
Yさん 私もともとたくさんスケジュールを詰め込んで、やりたいことはいろいろ手を出しちゃうタイプなんです。ラボがあったおかげで、定期的に立ち止まって自分と向き合って考える時間を確保できたのがとても良かったです。MY STAND(7月のワーク:自分の価値観)を言語化するのも、日々の忙しさに流されて一人じゃできなかったと思うんです。
復職に向けても、たぶん今までの自分だったら気合でなんとかしようとしていたと思うんですが、戦略的に計画を立てていきたいなと思うようになりました。
ーラボの活動を通して、自分と向き合う時間を意識して取るようになったのは私も同じでとても共感します!パートナーや子どもなど、家族との関係で感じた変化などはありますか?
Mさん もともと夫は外部に委託するサービスをほとんど知らなかったし、少し抵抗がありました。でもラボで知った第三者からの情報として夫にシェアすると、比較的すんなり受け入れてもらえました。家事代行とかファミサポなど、外部のサービスを頼むことに対して抵抗を持たなくなりました。
私がラボの活動で真剣に家事・育児・仕事の両立という課題に向き合っている姿を横で夫が見ていて、ただ頑張るだけでは両立はうまくいかないんだ、準備が必要なんだということに気づいたんだと思います。
Tさん 私も同じで、私一個人の意見じゃなくて、ラボにいる第三者のいろんな人の話だと夫も話を聞いてくれやすかったです。うちでもベビーシッターをお願いするようになったし、第三者に頼るメリットを伝えることができました。もともと10:0で私が家事育児を担ってたんですけど、最近は良い感じで夫に主導権を渡していけていて、6:4(夫:私)くらいになってきてます。家族はチームなんだってことが伝わったんだと思います。
Yさん 夫のタイプに気づくことができました。私が活動で得た情報をシェアしたときに、夫は懐疑的な態度でした。ラボの情報だからというわけでなく、もともとの性格なんだと思います。冷静かつ客観的に物事を捉える夫から学ぶことが多いなと思いました。
私は比較的何でも鵜呑みにするタイプなんですけど、違いに気づくことができたなって。だから伝え方に気をつけたり、コミュニケーションで工夫するようになりました。
―最後に、4月からラボに参加する4期メンバーへ一言お願いします!
Yさん 育休って本当に貴重な時間だと思うんです。仕事から離れて自分の生き方とか家族のことを考えられる時間ってなかなか取れないと思うので、噛みしめてほしいです。
この期間を大事にして、充実した有意義な育休を過ごしてほしいなって思います。
Tさん このラボの良いところは、活動がゆるーいところだと思っていて、これが私が続けられた理由だと思っています。
録画で見ても良いし、耳だけ参加でも良いし、私も自分にとって無理ない形で続けることができました。
本当に無理なく、つながりだけゆるく持っておくのも良いし、頑張らなくても、参加することに意義があると思うので、ぜひ1年間続けてみてほしいなと思います。
Mさん 長い間仕事から離れる期間なので、やりたいことをたくさん詰め込むひともいれば、育児に専念したい人もいると思います。
このラボに入って社会とのつながりが少しだけでもあることで、育児以外の人間関係ができて、思いつめずに済むんじゃないかなと思います。
本で読んで学ぶのもいいけど、人と実際に対話することの価値を肌で感じる経験ができる場だと思います。
―そうですね、育休中色々やりたいことに手を出して忙しくしたい人もいれば、育児に専念したい人もいると思いますが、ライキャリノベはどんなタイプの人にも合うコミュニティだなと思います。自分次第で、ラボの活用の仕方も異なると思います。みんなのお話にとても共感しました。本日はありがとうございました!
ライキャリノベでは、4月からスタートする4期メンバーを募集しています。
毎月のテーマに沿った月2回の講座やセミナーで内省と対話を実践していき、1年間を通して「自分軸」を見つけるプログラムです。ラボの詳細・お申込みはコチラから!